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地歌・箏曲家の高橋はるな氏の二十五絃箏によるリサイタル

プレゼンテーション同人の佐藤岳晶です。

この度、地歌・箏曲家の高橋はるな氏の二十五絃箏によるリサイタルにて、拙作が改訂版にて

再演されますので、ご案内まで申し上げます。

拙作、《結ぼれ、語られ、相聞かれ・・・ ─ クレオールの詩(うた)─》

は、カリブ海の旧植民地出身の作家・思想家のエドゥアール・グリッサン(1928-2011)による

「クレオール」をめぐる思索の音楽への翻案の試みであります。

西欧列強の言語と植民地の言語の折衝・混淆から生まれたクレオール言語。それを、

西洋音楽と近世に由来する箏曲の音楽言語の関係に置き換えながら、グリッサンが

クレオールをめぐって私たちに遺した、他者との出会いと共生への真摯な思惟を辿ります。

本作は、箏曲家の福永真由美氏により、当「プレゼンテーション」で初演ならびに

改訂版による再演が行われましたが、今回は、さらなる改訂を施したものへ、

高橋氏により新たな息吹を吹き込んで頂きます。

近世邦楽の中でも、西洋音楽を積極的に取り入れてきたのが、箏の音楽で、

二十五絃箏という楽器そのものも、言うなれば、西洋音楽と近世邦楽のクレオールの楽器として

生まれました。

そして、その演奏者は、伝統的な箏曲を習得しつつ、五線譜をばりばりに読みこなして西洋音楽も演奏する、バイミュージカリティの音楽家なのです。

その二十五絃箏の最前線でご活躍の同氏によるリサイタルに、どうぞご期待ください。

チケットのお問い合わせは、主催者(連絡先はチラシに記載)までお願い致します。

佐藤岳晶





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